4つのこと
生きてゆくには自分でしなければならないことが4つあります。
呼吸、飲食、身体運動、精神活動の4つです。
この4つの営みと環境を含めた5つがいつも関連し合い、補い合ってからだのバランスを保っています。
それぞれの営みの中で味わった原始感覚(快、不快)により
歪み(筋肉などのコリや関節のズレ)が多くなったり少なくなったりしているのです。
歪みが多くなる時は不快感を感じ、少なくなる時は快感を感じる。
そういう仕組みになっているということです。
原始感覚の快感は、その快感がずーっと続くわけではなく、後に「なんともない状態」に
安定するためのひとときの快感です。
ー10(不快感)に+10(快感)を加えて=0(なんともない状態)
こんなイメージです。
身体が治る仕組み
きもちのよい感覚(快適感覚)を味わうことで身体の治るチカラが働き、様々な症状が改善する仕組みになっています。
現代医学的には、気持ちがよい(快適感覚)と感じると脳の快感中枢が刺激され、脳の各所から麻薬様小型蛋白質(副腎皮質の機能を高める物質)が分泌され、副腎から副腎皮質ホルモンが分泌される仕組みになっています。
副腎皮質ホルモンとは?
現代医学ではリウマチ、皮膚炎、ぜんそくなど広い意味での自己免疫疾患や難病の最後の切り札として副腎皮質ホルモンが治療薬として処方されます。この薬は最初はとても効果があるのですが、どんどん使う量が増えると副腎自体が萎縮して働かなくなってしまう副作用があります。
しかし、自分のからだの中で作られた副腎皮質ホルモンはどうでしょう。炎症を抑え、体のバランスを整え、副腎自体も健全にし、自分の病気を自分で治してしまうことになるのです。
気持ちがよかったと感じたとき、からだの中で自動的に生み出される「リスクのないクスリ」が全身に行き渡る様になっているのです。
三軸操体は、池上六朗氏の三軸修正法と橋本敬三氏の操体法を掛け合わせて出来た、
からだのバランスを調整する方法です。
ひとりでも簡単にさまざまな症状を改善したりすることができる不思議なナビゲーションシステム、それが三軸操体です。