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食事について
1.自分の歯と食べ物の関連性
人の歯の種類と数に合わせたバランスで考えると以下のようになります。
臼歯16本=穀類用
前歯8本=野菜用
犬歯4本=肉類用
このようなバランスの歯並びだと
穀類4・野菜2・肉類1の割合で旬のものをよく噛んで
腹八分目に後味良く食べるのが理想的です。
近年の研究では、人の歯はそれぞれ生え方も違えば
本数の違いもあることから、その人の身体に合った食べ物が
違うということが明らかになってきました。
例えばお肉やホルモンなどたくさん食べると元気になる人
お野菜をたくさん食べると元気になる人
ナッツ類をたくさん食べると元気になる人
お魚をたくさん食べると元気になる人
果物を食べると元気になる人
その人の身体が必要としている食べ物は
それぞれ異なる可能性があるのです。
世の中に出回っている食事療法や健康にいいとされる情報は
全て正しい情報と思われます。
しかし自分に合っているか合っていないかは別ということになります。
2.消化の時間、代謝の時間
体内で食べ物の消化が始まる時間は10時〜14時の間に行われると言われています。
食事をしてから最初の1時間目は発酵が始まり、2時間目は消化、3時間目は吸収という流れがあります。
この10時〜14時の時間帯に食べ物が胃に入っていないと
身体に蓄積されているエネルギーを消費するため
体力が落ちたりしてしまいます。
代謝の時間は22時〜夜中の2時となっていて
この時間帯に食べ物が胃に入っていると消化をするために胃が働かなければいけなくなります。(仕事でいうと残業)
そのため新陳代謝が悪くなり、肌荒れの原因や顔色が悪く見えたりすることがあります。
3.食べ物をよく嚼んで味わうことを「咀嚼」といいます
身体の不調の始まりのほとんどは、この咀嚼不足からくると言っても過言ではありません。
咀嚼がきちんとできていている人はゴックンと喉の筋肉を使って飲み込むことは少なく、自然と喉を通って胃に落ちていきます。また、咀嚼をするときには幸せホルモンが分泌される筋肉が適度に刺激されるので、自然と気分がよくなったりすることがあります。
咀嚼回数は最低でも47回を目安に行います。
咀嚼する際にあたって最も重要なポイントは、唾液がしっかりと出るバランスであるか?
人には耳下腺、顎下腺、舌下腺、それから粘液線(現在の解剖書には記されていません)この4つの唾液腺が正常なバランスであると、多少咀嚼が足りなくても不調になりにくいです。唾液腺にはそれぞれ味があり、耳下腺は少し苦い味、顎下腺は少し塩味がして、舌下腺は渋く少し苦い味がします。粘液線は無味に近くシャワーのように出てくる感覚があります。
唾液は1日に1500ccから1800cc出ると言われており、1日に水を飲む推奨量も1500ccから1800ccと言われているのは、この唾液の分泌量と関連性があります。
咀嚼をしっかりするためには、まずは鼻呼吸がしっかりとできることが大切です。